オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式〈オール・カントリー〉)は、新NISAでも人気の投資信託です。
しかし、
・今からオルカンに投資しても遅いのでは?
・すでに上がりすぎているのでは?
・もっと早く始めた人の方が有利なのでは?
・買った直後に暴落したらどうしよう
と不安に感じる方も多いと思います。
結論から言うと、私はオルカンへの投資を今から始めても「遅い」とは考えていません。
もちろん、今後の株価が上がるか下がるかを正確に予測することはできません。
しかし、オルカンを20年・30年と長期保有する前提なら、「今の価格が高いか安いか」だけで投資を始めるタイミングを判断する必要はないと考えています。
この記事では、
・オルカンは今からでも遅くないと考える理由
・「もう遅い」「上がりすぎ」と感じる理由
・長期投資で大切な考え方
・初心者が始めるなら一括投資と積立投資のどちらがいいか
・オルカンの注意点
について、初心者向けにわかりやすく解説します。
オルカンとは?
オルカンとは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のことです。
1本の投資信託を購入するだけで、日本を含む先進国や新興国の株式へ幅広く分散投資できます。
投資対象には、
・アメリカ
・日本
・ヨーロッパ
・新興国
など、世界各国の企業が含まれています。
「どの国がこれから成長するのかわからない」という方でも、オルカンなら世界全体へまとめて投資できるのが大きな特徴です。
オルカンは今から買っても遅い?「もう遅い」と感じる3つの理由
オルカンを始めようと思っても、「今からでは遅いのでは?」と不安になる方は少なくありません。
特に株価が上昇している時ほど、「もっと早く買っておけばよかった」と感じやすくなります。
私が考える主な理由は次の3つです。
・すでに株価が上がっている
・もっと早く始めた人の利益を見てしまう
・買った直後に暴落するのが怖い
しかし、長期投資では「過去に買えなかったこと」よりも、これから何年間投資を続けられるかの方が重要です。
例えば40代から投資を始めた場合でも、60代まで約20年間あります。
短期的には投資した直後に値下がりする可能性もありますが、オルカンは数週間や数か月の値上がりを狙う商品ではなく、世界の株式市場へ長期間投資して資産形成を目指す商品です。
「もっと早く始めればよかった」と考えて何もしないのではなく、自分の生活防衛資金やリスク許容度を確認したうえで、長期的な視点で考えることが大切です。
オルカンは今からでも遅くないと考える理由
オルカンは長期投資を前提として考えたい投資信託です。
世界の株式市場は、過去に何度も大きな暴落を経験してきました。
それでも長期的には成長を続けてきました。
ただし、「過去に成長してきたから今後も必ず上がる」という意味ではありません。
将来のリターンは誰にもわかりません。
だからこそ、私は「今が最高の買い時か」を当てようとするよりも、長期投資を続けられる資金計画を作ることの方が重要だと考えています。
オルカンの将来の期待リターンや、年利別のシミュレーションについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶ オルカンの期待リターンは何%?20年後いくらになるかシミュレーション【年利5〜7%】

オルカンはすでに上がりすぎ?高値から始めても大丈夫?
「オルカンはすでに上がりすぎでは?」
「今買ったら高値づかみになるのでは?」
と考える方もいるでしょう。
確かに、投資した直後に株価が下落する可能性はあります。
しかし、「今が高値なのか」「もう少し待てば安く買えるのか」を事前に正確に判断することはできません。
下落を待っている間にさらに株価が上昇する可能性もあります。
逆に、投資した直後に大きく下落する可能性もあります。
そのため長期投資では、短期的な値動きを予想して売買を繰り返すよりも、自分が無理なく投資を続けられる方法を選ぶことが重要です。
40代からオルカンを始めても遅くない?
40代になると、
「20代や30代から始めておけばよかった」
と思うこともあります。
しかし、40代からでも20年以上の運用期間を確保できる可能性があります。
例えば40歳から60歳までなら20年間、65歳までなら25年間あります。
長期投資では、この「時間」が大きな意味を持ちます。
実際にオルカンへ1000万円を投資して20年間運用した場合にどのくらいになるのか、年利3%・5%・7%でシミュレーションした記事も作っています。
▶ オルカン1000万円を20年運用したらいくらになる?40代投資家がシミュレーション

今から始めるなら一括投資と積立投資どっち?
「今は高そうだから一括投資するのが怖い」という方もいると思います。
その場合、積立投資も選択肢の一つです。
毎月一定額を投資することで、購入するタイミングを分散できます。
例えば、
・毎月1万円
・毎月3万円
・毎月5万円
・毎月10万円
など、自分の家計に合わせて金額を決められます。
私自身も、投資を始めた頃は毎月3万円からスタートしました。
最初から大きな金額を投資する必要はありません。
特に投資初心者の場合、「値下がりしても続けられる金額」で始めることが大切だと感じています。
オルカン投資のメリット
オルカンの大きなメリットは、1本で世界中の株式へ分散投資できることです。
個別株の場合は企業ごとの業績を調べたり、複数の銘柄を自分で組み合わせたりする必要があります。
一方、オルカンなら1本保有するだけで幅広い国・地域・企業へ投資できます。
そのため、
・投資先を細かく選びたくない
・世界全体へ分散したい
・長期で積立投資を続けたい
という方にとって、シンプルで続けやすい選択肢の一つです。
オルカンにもデメリットはある
もちろん、オルカンなら絶対に安心というわけではありません。
主な注意点として、
・元本保証ではない
・短期的に大きく下落する可能性がある
・為替変動の影響を受ける
・米国株が好調な局面ではS&P500などにリターンで劣ることがある
などがあります。
世界中へ分散していても「株式」へ投資していることに変わりはありません。
暴落時には資産額が大きく減少する可能性があります。
そのため、近いうちに使う予定のお金まで投資するのではなく、生活防衛資金を確保したうえで長期間使う予定のない資金で投資することが重要です。
▶ オルカンは危険?やめたほうがいいと言われる理由を解説

オルカンとS&P500はどっちがいい?
オルカンを検討していると、
「S&P500の方がいいのでは?」
と迷う方も多いと思います。
大きな違いをシンプルに考えると、
・世界へ幅広く分散したい → オルカン
・米国を中心に投資したい → S&P500
となります。
どちらが将来高いリターンになるかは、現時点ではわかりません。
私は「どちらが絶対に正解か」ではなく、自分が長期間保有し続けられる方を選ぶことが大切だと考えています。
▶ オルカン vs S&P500どっちがいい?初心者向けに違いとおすすめを解説

オルカンを始めるなら新NISAを活用する
これからオルカンを始めるのであれば、新NISAの活用も検討したいところです。
新NISAでは、制度上の非課税保有限度額の範囲内で投資から得た利益が非課税になります。
オルカンは新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の対象商品です。
「どの証券会社で新NISAを始めればいいかわからない」という方は、SBI証券と楽天証券を比較したこちらの記事も参考にしてください。
▶ 新NISAにおすすめの証券会社はどこ?SBI・楽天を比較して結論を解説

よくある質問
オルカンは今から買っても遅いですか?
長期投資を前提にするなら、今から始めることが一概に遅いとは言えません。
将来の株価を正確に予測することはできないため、現在の価格だけで判断するのではなく、自分が何年間運用できるのか、どの程度の値下がりまで耐えられるのかを考えることが重要です。
オルカンはもう上がりすぎですか?
株価が高値圏に見える時でも、その後さらに上昇する可能性もあれば、下落する可能性もあります。
将来の値動きを正確に予測することはできないため、「上がりすぎだから下がるまで待つ」とタイミングを予測するより、長期投資では自分の資金計画に合わせて投資を続けることが重要です。
40代からオルカンを始めても遅いですか?
40代からでも、60代・65歳まで20年前後の運用期間を確保できる可能性があります。
大切なのは年齢だけで判断するのではなく、いつ使う予定のお金なのかを考えることです。
オルカンは一括投資と積立投資のどちらがおすすめですか?
どちらにもメリット・デメリットがあります。
一括投資は早い段階から多くの資金を市場に投じられる一方、投資直後に大きく下落すると心理的な負担が大きくなります。
一括投資が不安な初心者であれば、毎月一定額を投資する積立投資から始める方法もあります。
まとめ
オルカンは「もっと早く始めればよかった」と感じやすい投資商品ですが、今から始めることが一概に遅いとは言えません。
重要なのは、
・今が高値か安値かを当てようとしすぎない
・生活防衛資金を確保する
・無理のない金額で投資する
・20年など長期的な視点を持つ
・短期的な下落だけで慌てて売却しない
ことです。
私自身も投資を始めた頃は毎月3万円からスタートしました。
最初から大きな金額を投資する必要はありません。
「今からでは遅いかも」と迷って何もしないより、まず自分の家計と投資期間を確認して、無理なく続けられる方法を考えてみてください。
20年間運用した場合の具体的な金額を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
▶ オルカン1000万円を20年運用したらいくらになる?40代投資家がシミュレーション

新NISAを始めたい方へ
新NISAを利用してオルカンへの投資を始める場合は、まず証券口座が必要です。
私はSBI証券をメインに利用しています。
SBI証券と楽天証券の違いや、初心者ならどちらを選ぶべきかについてはこちらの記事で詳しく比較しています。
▶ 新NISAにおすすめの証券会社はどこ?SBI・楽天を比較して結論を解説

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